エジプト、イスラエルの軍事作戦支援を否定 爆発物巡る報道受け
[カイロ 31日 ロイター] - エジプトは31日、イスラエル向けの爆発物を積載した船がアレクサンドリア港に入港したとの報道を受け、イスラエルの軍事作戦支援を否定した。 「エジプト軍は、ソーシャルメディアや疑わしいアカウントで流布されている内容や、イスラエルの軍事作戦支援について伝えられている内容を全般的かつ詳細に否定する」と声明で述べた。 人権弁護士の団体は30日、ドイツの貨物船に積まれたイスラエルの軍事産業大手エルビット・システムズ向けの150トンの軍用爆薬の出荷を阻止するようベルリンで提訴した。 LSEGのデータと船舶追跡ウェブサイトのマリントラフィックは、この貨物船が28日にエジプトのアレクサンドリア港に停泊していることを示している。 エジプト運輸省は31日、同船がアレクサンドリアに停泊したのはエジプト軍事生産省向けの貨物を荷揚げするためだったと説明。同船はトルコへの出航要請を公式に提出したと述べた。 欧州の人権団体によると、この貨物船はイスラエル向け爆発物の積荷のためアンゴラ、スロベニア、モンテネグロ、マルタを含むアフリカと地中海の複数の港で入港を拒否された。