経営フォーラム開く 愛知中小企業家同友会
愛知中小企業家同友会(高瀬喜照会長)は26日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で「あいち経営フォーラム」を開催した。会員ら約900人が出席。基調講演と9分科会を行った。 同フォーラムは例年、愛知県内の中小企業経営者が集まり、今後の経営課題について討議している。 冒頭、高瀬会長は「情勢変化に対応していく企業づくりが必要だ。また、中小企業が社会で活躍することがますます求められている。今日は情報共有しながら学び、企業づくりにつなげてもらいたい」とあいさつした。 基調講演では、広島県中小企業家同友会理事で中小企業家同友会全国協議会共同求人委員長の川中英章氏(EVENTOS社長)が「人間尊重経営で豊かな企業風土と地域づくり~地域課題に企業としてどう向き合うか」と題して、自社の経営改革を発表した。 川中氏は、ケータリングサービスや飲食店の多店舗化で事業を拡大したが、社員の大量退職を経験したことから、広島県中小企業家同友会に入会した経緯を紹介。
全国の同友会の仲間から学び、経営指針を策定して「10年ビジョン」を社員と共有する重要性を語った。