氷見食べて応援 食彩まつりに1万9000人
ひみ食彩まつり(富山新聞社後援)は3日、氷見市漁業文化交流センター周辺で開かれ、約1万9千人がうどんや牛肉など氷見の豊かな山海の味覚を堪能した。能登半島地震の復興を応援するため「食でつなぐ」をテーマに、来場者は「食べて応援」の思いを新たにした。 会場には飲食と物販の39店がブースを並べ、氷見産煮干しのラーメンやリンゴ、氷見牛の串焼き、氷見うどん、氷見高生が手掛けた水産加工品のコーナーに長い行列ができた。元宝塚スターで俳優の海乃美月(うみのみつき)さんのトークショーに多くの人が詰め掛けたほか、園児による獅子舞や市民オーケストラの演奏なども盛り上がった。オープニングでは林正之市長が「地震で苦しい思いをされている人がいるが、この1日は食で心と体を温めてほしい」とあいさつした。 ●北陸グルメ集合のDC企画も開幕 氷見市芸術文化館では大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」のグルメイベントが開幕し、食彩まつり会場とシャトルバスでつながり、氷見に活気を呼び込んだ。 北陸の地酒約50銘柄の飲み比べや三県の自慢の品が集合する「食の屋台」、名産・特産がそろう「産直市」、八尾高郷土芸能部によるおわらの演舞などのステージイベントが繰り広げられた。DC実行委を代表して新田八朗知事、JR西日本の石原利信執行役員金沢支社長があいさつした。 夫婦で二つのイベントを堪能した竹島隆二さん(50)=奈良県=は「買って食べて北陸にお金を落として応援したかった。氷見には『寒ぶり』のシーズンにまた来たい」と話した。イベントは4日まで。