隔離の壁や監禁室など 菊池恵楓園が歴史的建造物に認定
熊本朝日放送
厚生労働省は、熊本県合志市にある国立ハンセン病療養所菊池恵楓園の一部施設を歴史的建造物に認定しました。 認定されたのは、入所者が無断外出しないように建てられた隔離の壁、監禁室、旧事務本館、旧火葬場跡など園内の10施設です。 厚労省の検討会で、施設の修復・保存などについて議論が続けられていて、今年3月に認定されたということです。 歴史的建造物に認定されると、修復などにかかる費用について、国から補助を受けることができ、厚労省は認定によりハンセン病の啓発に役立て、過去の歴史を伝えるものにしてほしいとしています。 なお、旧納骨堂と納骨堂、旧礼拝堂記念鐘楼は宗教施設だという理由で、今回の認定の対象から外れていて、別の形での保存に向け検討が続きます。