J3降格の危機…16位低迷の大分、片野坂体制の継続を宣言「必ずJ2に残留するという強い覚悟をもって戦い抜く」
大分トリニータは9日、クラブ公式サイトにて『大分トリニータを応援してくださる全ての皆様へ』と題した声明を掲載した。 3年ぶりに招へいした片野坂知宏監督の下で、J1復帰を掲げた大分トリニータ。しかし、ここまでリーグ3番目となる引き分け数(11)が物語っているように、序盤戦から勝ち切れない試合が多く、第14節から第22節にかけては9試合未勝利と不振。2度目のJ3降格もチラつき始める状況となると、直近4試合でも1分3敗と苦しみ、第26節終了時点で降格圏と6ポイント差の16位に沈んでいる。 7日の第26節モンテディオ山形戦では、本拠地『レゾナックドーム大分』に集まったサポーターが『勝利こそ全て』の一発幕のみを掲出するなど、低迷するチームを奮い立たせようと覚悟を示していたが、退場者を出した大分トリニータは0-3の完敗。試合後、サポーターと片野坂監督ならびに小澤正風社長との話し合いが行われていた。 そんな中で9日、大分トリニータはクラブ公式サイトにて『大分トリニータを応援してくださる全ての皆様へ』と題した声明を掲載。小澤社長は、残りの8試合を現体制で戦うことを宣言した。 「いつも大分トリニータに熱いご声援を賜り誠にありがとうございます。今シーズンスタート当初より、なかなか勝ち点を積み重ねる事が出来ず、また後半戦折り返してからも、思うような結果が出ておらず、現時点で残り8試合を残して16位という成績・内容ともに皆様のご期待に応えられていない事に関しまして、深くお詫び申し上げます」 「クラブとしては、残り8試合を片野坂監督体制のもと、選手・スタッフ・フロント一同が団結し、大分トリニータのフィロソフィーである、『諦めない、一体感、アグレッシブ、ハードワーク』を改めて全員が心に刻み、必ずJ2に残留するという強い覚悟をもって戦い抜く所存です。この様な状況であっても、大分トリニータに対し温かい応援をしてくださっている皆様には改めて御礼申し上げます。引き続き、ホームゲーム・アウェーゲーム共に大分トリニータの監督、選手、スタッフへの温かいご声援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」
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