男性にもメイク&スキンケア広がる 盛り上がるメンズメイク市場
コロナ禍を機にスキンケアをする男性が増え、男性向け化粧品の売り上げも伸び続けています。 札幌市内のデパートです。紳士向け売り場にずらりと並ぶのは男性用化粧品です。 肌のトーンを明るく見せる日焼け止めに、化粧崩れを防ぎつつ肌を滑らかに見せるフェイスパウダー。スキンケアやメイク用の商品を扱っています。売り場の商品担当者は男性の美容意識が今、幅広い年代で高まっているといいます。メイク丸井三越商品統括部の亀井聡さんは「いわゆるZ世代と言われている20代は普通にメンズメイク、コスメを取り入れています。さらに、40代50代もビジネスシーンにおいて自身の魅力を上げたいという相談のもと、来店されるお客様が大変増えてきております」と話します。こちらのデパートでは3年前、売り場を3倍に拡大。売り上げは好調で、新型コロナの流行が始まった2020年と比べ2倍以上に伸びています。扱う商品は40のブランドのおよそ1500点。ファンデーションなどの基礎化粧品が売り上げをけん引しているということです。 広がるメンズメイクの流行。街の人はどう見ているのでしょうか。 20代男性「賛成ですね。昔から肌の悩みなど抱えている人もいると思うので隠したりとか、おしゃれとか流行っていると思うので。社会人になって人と会うことが増えたので身だしなみを整えるという意味でスキンケアしていかなきゃなって物をそろえている途中です」 30代男性「いろいろネットとかでも見るので興味はある。きっかけがなくてやってないという感じですね」 メイク技術向上に一役買おうと、札幌で去年から男性向けのメイク講座を始めた 美容サロンがあります。美容サロンManoの竹山 有紀さんは「男性もメイクをすることで気持ちが明るくなったり、コンプレックスを隠せたりする。そういう意味でどんどん取り入れていただくのは良いのではないかという思いです」と話します。20代から30代の会社員を中心に月に10人ほどの受講希望があるといいます。 メンズメイクのコツは、シミなど気になる箇所を中心に、自然な仕上がりにするのがポイントだということです。男性でも多くの人が整えているという眉毛は、少し色を明るくすることでボリュームが少なく見えたり、やわらかい印象に見えたり、少し優しい顔立ちにみえる効果もあるといいます。