会社のお弁当に「キムチ」を入れることが多いですが、臭くて迷惑ですか?キムチの代わりに「たくあん」にしたらいいでしょうか?
会社のお弁当にキムチを入れるのは、周囲に迷惑をかけてしまう可能性があります。キムチの強い匂いは、周囲の人にとって不快に感じられる場合があるからです。今回は、会社のお弁当にキムチを入れることについて周囲への影響や代替案など、さまざまな角度から考えていきます。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
弁当にいれたキムチの臭いはアメリカでも問題に
アメリカでもお弁当に入れたキムチの匂いが問題となることがあります。あるアメリカのメディアによると、現地の幼稚園で「子どものお弁当に入れたキムチの匂いが強すぎる」と、保護者に苦情が寄せられたとのことです。 幼稚園の先生が保護者に電話で「不快であり、他の子どもたちの迷惑になる」と伝えたそうです。このキムチは子どものお気に入りだったため、保護者がSNSにこの一件を投稿すると、「これは人種差別ではないか」という怒りの声が多数寄せられました。
キムチはスメハラになる場合も
キムチを頻繁にお弁当に入れて職場で食べている場合、その強い匂いが周囲に不快感を与えているかもしれません。 スメルハラスメント、略して「スメハラ」という言葉が示すように、匂いは五感に直接働きかけ、知らず知らずのうちに同僚にストレスを与える可能性があります。特にキムチのような発酵食品は、匂いが強いため、職場での食事の際には注意が必要です。 スメハラの原因は体臭や口臭、タバコだけでなく、食べ物の匂いも含まれるため、職場環境を考慮して、キムチの代わりに匂いの少ない食材を選ぶのも一つの方法です。 ■たくあんにも特有の匂いがある 今回代替案として挙げられているたくあんにも独特の匂いがあります。大根自体には強い辛味がないものの、おろすと酵素反応によって辛子油が生成され、その結果辛味が出るのです。 この辛子油が水と反応すると「メチルメルカプタン」や「ジメチルジスルフィド」といった匂い成分が発生します。たくあんの匂いや黄色く変色する現象は、大根に含まれる4MTB-GSLという辛味成分の元が化学反応を起こすことで生じ、これがたくあん特有の香りの原因となります。