元サウジ外交官を書類送検 六本木のクラブで女性客の胸触った疑い、既に帰国済み 警視庁
在日サウジアラビア大使館の外交官だった男性が、東京・六本木のクラブで女性客の胸を突然触ったとして6日、書類送検されたことがわかりました。外交官は、すでに帰国しているということです。 捜査関係者によりますと、東京都迷惑防止条例違反の疑いで警視庁に書類送検されたのは、当時在日サウジアラビア大使館の外交官だった男性(30代)です。 元外交官の男性は2024年7月15日の午前2時50分ごろ、六本木のクラブで女性客に話しかけ、女性が「彼氏がいる」と言うと、突然胸を触る痴漢行為をした疑いが持たれています。 女性が110番通報し、駆けつけた警察官に事情を聞かれると、外交官の身分を明かしたということです。 その後、署への任意同行には応じたものの、「腕に触れただけ」と容疑を否認した上で外交特権を行使し、捜査に協力することなく帰宅したということです。 警視庁は外務省を通じて出頭要請を2回行いましたが、応じることはなく、この男性は先月、サウジアラビアに帰国したということです。