【初試乗】アルピーヌのホットハッチバージョン登場!新型アルピーヌA290のドライビングインプレッション その走りと性能をチェック!
アルピーヌA290:177馬力
ただし、この小さな車はそれほどホットではない。シリーズではすでに150馬力であり、アルピーヌは基本バージョンで177馬力、「GTパフォーマンス」は218馬力と最大300Nmで41,900ユーロ(約690万円)から提供しているが、これはステアリングホイールの「OV」ボタンを押し続けている場合のみで、しかも10秒間だけだ。 退屈な「VW ID.3」でさえ、よりパワフルであり、「MG4 Xパワー」のようなコンパクトスポーツカーは言うまでもない。失礼ながら、6.4秒の0-100km/h加速時間は、電気自動車の世界ではせいぜい平均的なものだ。また、シリーズバージョンは150km/hで、「A290」はたかだか20km/h増しの170km/hが最高速度なので到底スピード狂にはなれない。
結局のところ、アルピーヌは欲情をそそる「R5」よりもさらにシャープにステアリングとサスペンションをチューニングしており、電子制御の安全ラインをボタンひとつでカットすれば、ちょっとしたスリルを味わうことができるが、この小さな車は非常に素直なので、ESPやその他の安全装置がなくても、本当に道を踏み外して暴走することはない。 高回転の4気筒エンジンで本物のアドレナリンラッシュを味わう代わりに、アルピーヌはせいぜいデジタル装飾でE世代の神経をくすぐる程度だ。電子制御システムは、ドライバーを訓練して運転技術を向上させることも、ドライバーにスポーツ競技を挑むこともできる。
もちろん、大型インフォテインメントシステムではインターネットへのアクセスも可能で、物語の最後でゲタフィクスが休暇から戻ったときにローマ人がどうなるか、またアステリックスが魔法の薬の醸造を再開するかどうかをグーグルで検索することもできる。そして、これを実際に体験したいのであれば、「A110」で再び旅に出ることをお勧めする。
Thomas Geiger
【関連記事】
- 【試乗記を含む新車情報】ルノーの象徴が復活 嬉しい気持ちと複雑な気持ち 戻ってきたサンクもついにEV化 新型ルノー5の全情報!
- 【新車情報】ルノーはレトロな波に乗っている R5の復刻版に続いて1988年に生産中止となったR4を復活させる!
- 【ドナルド トランプ再選記念】歴代の米国大統領専用リムジン ”The Beast(野獣)” 65枚の画像で理屈抜きにお楽しみください!
- 【感動の動画】泥だらけのヴィンテージメルセデス、大洪水をほぼ無傷で生き延びた「メルセデスW123」の感動のストーリー
- 【この超カッコいいGTIなんぼ?】オリジナル状態の「VWゴルフ2 GTI」販売中!希少な存在の第2世代ゴルフGTIの価格は?