年末年始にウーバーイーツ配達依頼が多かった意外な店とは?【チャリンコ爆走配達日誌】
また、私が普段配達するエリアには箱根駅伝のコースがあり、1月2日と3日には大規模な交通規制が敷かれます。スタートとゴールのある大手町に近いため、往路の2日は交通規制の影響がほぼありません。ですが、復路の3日は1、2時間ほど道路の横断が出来なくなります。 しかも、ランナーが通る2時間以上前から沿道には人が集まるため、沿道近くのお店探しは大変です。 ウーバーイーツの運営もメールで配達員に交通規制に関する注意喚起をしています。 長年、このエリアで配達をしている私は注文依頼の画面を見て「これなら駅伝の影響はない」と判断できるので、銀座や新橋など駅伝コースに近い店からの依頼をガンガン受けていたのですが、店に取りに行くたびに聞かれたのがこんな言葉でした。 「きょうは配達員が不足しているの?」 詳しく聞くと、普段はウーバーから注文依頼が届くと15分以内に配達員が料理を受け取りに来るのに、この日は1時間経っても来なくて困るとのこと。 注文された方にも同様なことが起こっているようで、銀座の店で受け取った料理を配達に行くとこんな言葉が。 「配達予定時刻より1時間以上遅いんですけど!」 おそらく、最初に依頼を受けた配達員が細かい内容を見て「箱根駅伝のコースに近い」と思い依頼をキャンセル。到着予定時刻は、最初に受けた配達員の現在地などによって決められていると思われるので、以降、配達員が決まるまでの間は到着予定時刻がガンガン延長。なんだかんだで私が配達することになるまで時間がかかり、結果、当初の予定から大幅に遅れて怒りが沸点に達したのでしょう。 本来であれば、配達員に出した注意喚起同様、箱根駅伝の沿道に近い利用者の方には、注文用アプリを通じて注意喚起を出したほうがいいのでしょう。ですが、それは銀座や新橋のウーバーイーツ加盟店への不買を勧めることになってしまうので注意喚起が出せない。そんな事情からこのようなトラブルが発生するのでしょう。といったわけで「配達員としてのプロ意識が足りない」というBAD評価を数件いただきました。 稼ぎ的には12月24日から30日と1月2日から5日が1日1万7500円、12月31日と1月1日が1日2万1000円だったので、最近の自転車配達としては結構稼ぐことができました。次の年末年始も自転車を漕いで、人気の店や稼げる金額の変化を楽しみながら配達しようと思います。 文・写真/渡辺雅史