【マレーシア】JFEエンジ、CO2輸送検討業務を受注
JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は10月31日、三菱商事からマレー半島沖北部での二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)事業検討における「CO2輸送パイプラインに関わる蓋然(がいぜん)性検討業務」を受注したと発表した。 JFEエンジニアリングは、パイプライン建設の実績と最先端の技術・知見を生かし、CO2パイプライン輸送の検討を実施する。 マレー半島沖北部CCS事業検討は、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の2024年度「先進的CCS事業に係る設計作業等」に関する委託公募で、三菱商事、ENEOS(エネオス)、JX石油開発、JFEスチール、コスモ石油、日本触媒、マレーシアの国営石油ペトロナスの関係会社ペトロナスCCSソリューションズの7社が受託。CO2輸送の検討の一部をJFEエンジニアリングが三菱商事から受注した。 マレー半島沖北部CCS事業検討では、東京湾(京浜地区・京葉地区)周辺の複数産業から排出されるCO2を対象とした海外CCSバリューチェーン構築の実現可能性業務を、7社が進めることになっている。