ゴーン被告弁護団の弘中氏らが会見(全文2)厳しい保釈条件の下、よく耐えている
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の弁護団の弘中惇一郎弁護士らが11日午後、都内の外国特派員協会で記者会見を行った。 【動画】ゴーン被告弁護団の弘中氏らが会見 「日産が企み、検察が協力した」と主張 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「ゴーン被告弁護団の弘中氏らが会見 「日産が企み、検察が協力した」と主張(2019年11月11日 )」に対応しております。 ◇ ◇
記者が情報を入手する手段はないのか
影山:先ほどおっしゃったように、ずいぶん長い間に、ちゃんとした裁判にかける前に皆さんの前で裁判にかけられるようなことが起こっております。それが繰り返されています。本来はもうちゃんとした裁判にかけるべき問題が、今はメディアや皆さんの前で広がっています。それについてはどう思われますか。 司会:皆さんの前でではなくて、ごめんなさい。実際に裁判が起きる前に、密室の中で、実際は公判前整理という名の下で裁判と同じことが起きているということが問題だという、そういう趣旨です。ごめんなさい。 弘中:裁判と同じことが行われているわけではありません。証拠調べが行われているわけではありませんし、証人尋問が行われているわけでもありません。あくまでも裁判を能率的に早く進めるために争点整理をしているということがプリトライアルの目的ですので、何か違法なことが行われているということではありません。 司会:公判前整理の間に全く情報が開示されていないので、記者として、何かその期間に情報を入手する手段というものはないのでしょうか、というのがもう1つの質問なんですが。 弘中:公判前整理のたびに、私のほうでは記者の方々に必要かつ許される範囲で状況はご説明しております、そのたびに。この、本日の文書もそのための、公判前整理のための文書なんですが、あえてこれを公開しているわけです。 影山:弁護士が情報を開示していないっていうことを申し上げているんじゃなくて、その制度そのものがあまり公開されていないということが。 司会:検察側ですね。