ゴーン被告弁護団の弘中氏らが会見(全文2)厳しい保釈条件の下、よく耐えている
保釈条件緩和の申請はどうなったのか
Automotive News:Automotive Newsの岡村です。今の点で、キャロルさんとの面会で保釈条件を緩和するように出しているっていうふうに、この前のところで、【***** 00:39:15】でおっしゃっていましたけども、その請求というものが、現在どのような段階にあるかっていうことを教えていただけますか。 そして2点目が証拠保全、特別抗告のほうが棄却されましたけど、これが今後の公判前手続きにどのように影響するのか。そして4月に一応、初公判が開かれるというふうに報道でいわれていますけれども、それが今後、もしかしたら長引くことに、後ろにずれることになることに関して、今後の戦術、戦略というものはどのように見立てているのでしょうか。お願いします。 弘中:われわれとしては、この予定主張を出したので、保釈条件が大幅に緩和されるということを期待していたんですが、そこまではいきませんで、その申請は却下されて、そこで取りあえずは終わっております。それについてはさらに手続きが進んだ段階でまたチャレンジする予定です。 Automotive News:それから4月に予定されるであろう裁判が延びるか、延びないのか。それから延びた場合、戦術が変わるでしょうか。 弘中:4月っていうのはまだ裁判所の提案であって、まだ予定という段階にはなってないんですが、従って、それが延びるとか延びないとか、あるいはいつごろかということがまだ、なんとも決まっていません。従って、特に戦術をそれで変更しているっていうこともありません。 Automotive News:検察側から今まで見せてもらっていない証拠を、もうこれで棄却されたので、今後、新しく出てくる可能性っていうのはあるんでしょうか。 弘中:棄却されたのは、証拠保全が棄却されたということですから、裁判所の手元に保全のために置いておくということまでの必要はないという意味ですよね。従って、検察がそれを開示するかどいうかと、あるいは裁判所がそれについて開示を命ずるかどうかというのはまだ決まってません。