ゴーン被告弁護団の弘中氏らが会見(全文2)厳しい保釈条件の下、よく耐えている
記者がアクセスする方法は何か考えられるか
影山:それをチャレンジしたいんですね、記者としては。もちろんアメリカでは司法取引のような行為が行われていないのは分かってました、アメリカではそういうことがあるんですけど。アメリカだったらわれわれはもっと、いったい何が行われているかっていうことがもっと開示されます。その時点で、われわれがアクセスする方法は何か考えられますか。例えば弁護士はそれについて賛成か反対か、または、あれば。 弘中:そこの制度論になると、今、ここで軽々しく話をするのは用意していませんし、いろいろな意見が出ると思っています。 司会:ただ、公判前整理手続きで検察側が出した証拠を弁護士がメディアに話せば、それは目的外使用ということに、今はまだなるわけですね。 弘中:それは公判前整理でなくても同じです。 司会:出せないわけですね。(英語)。どうぞ。じゃあその次ね。
ゴーン氏のメンタルヘルスは?
記者4:ゴーンさんの衝撃逮捕から約1年たっています。衝撃逮捕が、世界中に衝撃が走りました。車産業もそうだし、われわれもそうでした。1年たちまして、今、ゴーンさんは精神的にはどうなっていますか。ゴーンさんのメンタルヘルスについて言及できますか。ゴーンさんは場合によって、これから刑務所で過ごす時間が長くなる可能性があることについて、どう考えていますか。 それからゴーンさんが司法取引のようなことを行って、違うことを有罪として認めて、短い期間、刑務所で過ごすことなどについて検討されていますか。 弘中:まず、さっき申し上げましたように、そういう意味での司法取引はありませんので、ゴーンさんはそういうことは考えていません。それからゴーンさんがこれから長い間、刑務所で過ごすということをわれわれと話したことはありません。ゴーンさん自体は今、非常に厳しい保釈条件の下でよく耐えて、裁判に向かって、それなりに元気で活動しているというのが現状です。 司会:今も奥さんに会うことは許されていませんね。 弘中:厳密に言うと、裁判所の許可がない限り会えないとしていますが、裁判所も会うことを許可したことがありません。 司会:奥さんにお会いはしていませんね。