ChatGPTの「セキュリティ対策が万全でない」ことが判明。すぐできる、3つの対策
すぐできる、3つの安全対策
幸い、ChatGPTは無料で使えるサービスなので、使う際に大切な個人情報やクレジットカード番号などを提供する必要はありません。 つまり、他人のChatGPTアカウントに不正アクセスしたくなるような理由はあまりないといえます。 あなたのChatGPTアカウントに何者かが不正アクセスするリスクは低いとはいえ、ゼロではありません。それが嫌なのであれば、ChatGPTを一切使わないことにするのがもっとも安全な道です。 しかし、これからもChatGPTを使うつもりなら、アカウントの安全性を確保するために、次のような対策を講じましょう。 1. GoogleやMicrosoft、Appleアカウントと紐づけない 通常であれば、安全にログインするために真っ先にすべきこととして、2FAなどの設定をオンにするようおすすめしますが、ChatGPTではそうした手段が使えません。 ですから、とりあえずは、できるだけ安全なユーザー名とパスワードを使用するのが最善策です。 自分のGoogleやMicrosoft、Appleアカウントを使ってChatGPTにログインするのはやめてください。 紐づけて使用するのは便利ではありますが、そんなことをすれば、そうしたほかのサービス上にあるデータとChatGPTが結びつけられ、Googleなどのアカウントに不正侵入されやすくなってしまいます。 ほかのサービスで使っていない、ChatGPT専用の新しいユーザー名とパスワードでアカウントを設定しましょう。また、パスワードは必ず強力なものを使用し、定期的に変更するのが賢明です。 2. 個人情報や機密情報を入力しない アカウントに不正アクセスされ、他人に個人情報を盗み見られる可能性を減らすために、ChatGPTでプロンプトを入力したり検索したりするときは、個人情報や機密情報を含めないように注意しましょう。 3. チャット履歴を常にチェック 最後に、チャット履歴は常に確認しましょう。 見覚えのないチャット内容があったら、OpenAIヘルプセンターのアドレスsupport@openai.comにメールを送信して通報し、すぐさまパスワードを変更してください。 Source: ars TEchnica(1, 2)
遠藤康子(ガリレオ)