【衆院選特集・静岡6区】 前職2人と新人による三つどもえの選挙戦 伊豆半島がポイントか?
19日からは選挙戦初の週末、候補者の訴えもますます熱を帯びそうです。選挙区企画、18日は静岡6区です。激戦を繰り広げてきた前職2人と新人による3人の争いです。
●小泉進次郎氏: 「おはようございます。元気ですか」 自民党の小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)選対委員長が勝俣孝明(かつまた・たかあき)さんの事務所を訪れ、陣営を激励しました。 ●自民党 小泉進次郎選対委員長: 「この激戦区は今までも激戦区でしたし今回はその中でも自民党の批判がある中での激戦区。国会で仕事をしてきたこと地元で仕事をしてきたこと、これを1人でも多くの方に伝えれば選ぶべきは誰なのか必ず伝わると思います。必ず勝つ。1票差でも勝つ」 2021年の前回選は、およそ4400票差で小選挙区初勝利。ただでさえ激戦区。そこに、政治とカネをめぐる逆風も。危機感は演説にも表れます。 ●勝俣氏演説: 「大変厳しい逆風が吹き荒れております」 ●勝俣氏演説: 「本当に今回、厳しい選挙なんです。私このままいくと落選してしまいます」 選挙戦第一声の地に選んだのは、伊豆の国市の旧伊豆長岡町(いずながおかちょう)。前回までは5区でしたが、区割りの変更により、今回から6区に。およそ1万2000票が新たに加わることになり、陣営は、勝敗を左右しかねない重要な地域と位置付けています。 ●勝俣氏演説: 「人口減少、少子高齢化、厳しい時代の中で交流人口をしっかり増やしていくことがこの地域経済の活性化させていくことにつながります。全力で沼津・駿東・伊豆半島のために働かせていただきます」 ●勝俣氏: 「この静岡6区に初めて伊豆長岡がなりましたので、大切なところでもありますので、第一声は伊豆長岡地区を選ばせていただきました」 Q.絶対に落とせない地? 「そうですね。どこもそうですけどね。もちろんそうです」
絶対に負けられないのは、この人も同じです。 ●渡辺氏: 「この間、もう選挙区で一回落っこちてるもんですから、今回落ちたら次はもう椅子がないので、(比例東海)下から2番目でしたからよろしく」 小選挙区の奪還を目指す、立憲民主党の渡辺周(わたなべ・しゅう)さん。地元・沼津市で選挙戦をスタートさせました。 ●渡辺氏演説: 「1票は微力だけれども無力ではない。必ず大きなうねりを作ることができる。皆さん方がおかしいと思うことはやはり正していく。そのことを皆様方、ぜひ一緒に頑張りましょう、一緒に変えていきましょう」 選挙戦初日、重点的に回ったのが伊豆半島。下田市でも出陣式を開きました。そこでは、10月選挙権を得たばかりという地元の女子高校生から写真を求められ…。 渡辺氏「おじさんでいいんでしょうか?おじさん、すみませんね。ありがとうございます」 女子高校生「いきまーす」 渡辺氏「ありがとう」「将来、この人こんな偉くなったのと言われるように私も頑張ります」「これちゃんとした名刺です」 女子高校生「すごい。ありがとうございます」 渡辺さんにとって最大の課題は、保守地盤が強いとされる伊豆半島です。前回選では、大票田の沼津市こそ得票数トップを死守しましたが、伊豆半島ではほとんどの市と町で自民党の勝俣さんに後れを取りました。 ●渡辺氏: 「なかなか伊豆は元々自民党地盤の強い所ですので、そこはなかなか簡単に崩せませんので、長年やってきた人間関係をもう一回浸透させながら、党ではなく人で選んでもらうような形で何とか五分になればいいなと思っています」