【横浜好き】ベイスターズの『アルティメット打線』、開幕からの推移
投高打低の傾向が顕著な今季のセ・リーグで、ベイスターズはリーグトップのチーム打率.249、同2位のチーム得点227(6月25日現在)とリーグ屈指の破壊力を誇っています。
筒香嘉智がアメリカから電撃復帰を果たし、オースティンが故障から復帰して、さらにタイトルホルダーである牧秀悟、宮崎敏郎、佐野恵太が並ぶオーダーは『アルティメット打線』と呼ばれますが、開幕からその推移を振り返り、今後の可能性を探ってみたいと思います。
開幕戦のオーダーは1番・度会隆輝、2番・オースティン、3番・佐野、4番・牧、5番・宮崎、6番・梶原昂希、7番・山本祐大、8番・石上泰輝でした。
そして交流戦が終了し、レギュラーシーズンが再開した6月21日の試合では1番・桑原将志、2番・度会、3番・オースティン、4番・牧、5番・宮崎、6番・筒香、7番・山本、8番・森敬斗。開幕時と同じ打順の選手は4番・牧と5番・宮崎、7番・山本となっています。
守備のポジションで言えば、開幕当初はセンターで梶原、桑原、関根大気が起用され、ショートはルーキーの石上を中心に林琢真、大和、京田陽太、捕手は山本メインで伊藤光、高卒2年目の松尾汐恩などがスタメンとなり、松尾の降格後は戸柱恭孝が第3捕手的な立場で一軍にいます。
4月中旬にオースティンが故障離脱した際には、佐野が一塁に回り、外野ではルーキーの井上絢登や楠本泰史などがスタメンに入りました。開幕から1番起用が続いた度会が不振で二軍落ちすると、蝦名達夫がチャンスをものにして1番に定着。
5月からは復帰の筒香が外野の一角を占めることになり、開幕からスタメン起用が多かった石上が失速した後のショートには、機動力が武器の森敬が熾烈な争いから一歩抜け出して定着しつつあります。
6月の上旬に宮崎が故障離脱した際には、外野でプロデビューを果たした井上がサードに入り、京田らとの併用となりました。
打順で言えば、これまで不動の4番だった牧が故障で抹消となった際には、筒香が代役を務めました。5月中旬に故障から復帰したオースティンは、2番での起用の後、佐野の不振もあり交流戦からは3番に定着。