【横浜好き】ベイスターズの『アルティメット打線』、開幕からの推移
佐野は6番、7番と下位での起用となっています。交流戦の終盤に一軍復帰した度会は、8、9番での起用から2番に定着して6戦連続打点と再浮上。1番は前述の蝦名に加えて梶原、桑原、関根らの争いになっています。
ここまで名前の挙がらなかった実績組の選手では、内野では柴田竜拓がいますが、スタメン出場こそわずか1試合にとどまっているものの、主にゲーム終盤のサードの守備固めとして存在感を発揮しています。
外野では神里和毅が打撃不振で出場機会が激減しており、シーズン前に故障で離脱した大田泰示は、今季まだ一軍出場がありません。
故障離脱者や守備位置の関係で、冒頭の5選手がスタメンで揃い踏みした試合はまだほとんどありません。投高打低のこんなシーズンだけに、ディフェンス面や機動力には多少は目を瞑ってでも、この5選手がスコアボードに並ぶ「アルティメット打線」を、1試合でも多く見てみたいと思うのは、筆者だけでしょうか。
◆今週の度会隆輝(6月21日~6月25日) レギュラーシーズン再開となった22日の阪神戦では、交流戦終盤に6試合連続打点を記録した2番・ライトでのスタメンを継続。第1打席からレフトへヒットを放つと、第2、第3打席も全て逆方向への安打で猛打賞を記録し、第4打席も四球を選んで全打席で出塁した。
22日は初回の相手失策による出塁から3打席安打が出なかったが、7回の第4打席で二塁打を放って5打数1安打で一軍復帰後から続く連続安打を継続した。
カードが変わって25日に新潟で行われた巨人戦でも3打席凡退の後、最終回にレフトへ安打を放ち、自身9試合連続安打、シーズンの打率は.271まで上がった。
文:大久保泰伸
大久保泰伸