小さな子どもを連れてマイナンバーカードを受け取りに行くのが大変です。そもそも子どもってマイナンバーカードを作ったほうがよいのでしょうか?
2024年12月2日以降、現行の保険証が新たに発行されなくなり、マイナンバーカードを保険証として利用する動きが広がっています。「マイナンバーカードを受け取る手続きが面倒」と感じる方や、「子どものマイナンバーカードも受け取らなければいけないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。 今回は、マイナンバーカードの役割や、マイナンバーカードの申請手続きを確認していきます。また、マイナンバーカードが家族全員本当に必要なのかどうかも、併せて考えていきましょう。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
マイナンバーカードの役割
マイナンバーカードを保有していると、以下のようなことに役立ちます。 ●顔写真付きの身分証明書になる ●コンビニで、住民票の写しなどの公的な証明書を取得できる ●健康保険証として利用できる ●オンラインサービス「マイナポータル」を利用できる マイナポータルを利用するには、マイナンバーカードと暗証番号が必要になります。マイナポータルを活用すれば、例えば「ねんきんネット」と連携して年金記録を確認する、パスポートの新規申請がオンラインで可能になるなど、よりマイナンバーカードの汎用性が高まります。 さらに今後は、運転免許証としてマイナンバーカードを利用できるほか、インターネットバンキングやネット証券の口座開設時にも、マイナンバーカードで簡単に手続きができるようになるといわれています。
マイナンバーカードを受け取る場合は?
上記のように、確かに便利そうに見えるマイナンバーカードですが、申請して受け取るためには、いくつかの手続きが必要です。 まずマイナンバーカードを申請する方法は3つあり、パソコンやスマートフォンからオンライン申請をする方法、個人番号通知書や通知カードに同封されている交付申請書等を使用して郵送で申請する方法、証明写真機から申請する方法の3つがあります。自分にとって一番便利な方法で、申請を行いましょう。 そして、オンラインや郵送などで申請した後、交付通知書が郵送されてきます。交付通知書が届くまで、申請から1ヶ月ほどかかります。交付通知書が届いたら必要書類を用意し、受取日を予約し、市区町村の窓口でマイナンバーカードを受け取りましょう。 なお、赤ちゃんや子どもなどの場合、申請手続きは親が行っても問題ありません。しかしマイナンバーカードを受け取りに行く際には、赤ちゃんや子ども本人(15歳未満)とその親が一緒に行く必要があります。