【今週の数字】モダンリテール編(12/13~12/19): アリババ が百貨店事業を売却 13億ドルの損失計上、ほか
.ad-wrapper,.advertisement,#header-ad-wrapper {display:none !important} 「Numbers to know」は、モダンリテールが注目するニュース(12月13日(金)~12月19日(木))を数字とともにご紹介します。 13億ドル
アリババが百貨店事業「インタイム」を売却 13億ドルの損失計上
アリババ・グループは、中国の百貨店事業「インタイム」を約10億2000万ドルでヤンガーファッション(Youngor Fashion)などに売却し、13億ドル(約2044億円)の損失を計上する予定だ。昨年の大規模な事業再編後、コアのeコマース事業に集中する戦略の一環。同社は国内外のeコマースを統合し、競争激化する市場で効率化を目指している。競合のPDDホールディングスのピンデュオデュオ(Pinduoduo)やバイトダンスが運営するドウイン(Douyin)、テムなどが格安商品で市場シェアを拡大するなか、アリババはオフライン小売から撤退し、適正な買い手を探す課題に直面している(ブルームバーグ)。 940億元
ウォルマートと提携した美団の3Q売上高
ウォルマート(Walmart)は中国最大のフードデリバリー企業である美団(メイトゥアン)と戦略的提携を結んだ。中国でのeコマース事業を加速させるねらい。ウォルマートの商品は美団のアプリに掲載され、美団はウォルマート商品の配送サービスを行う。ウォルマートは8月、中国のeコマース企業JD.comの株式を約37億ドルで売却しており、JDの物流サービスからの多角化を図っている。美団は迅速な配送が人気で、家庭用品の配送などにも利用されている(ロイター)。 35年
創業35年ヴェラ・ウォン、WHPグローバルがIPを買収
ヴェラ・ウォン氏は35年の歴史を持つ自身のブランド、ヴェラ・ウォン(Vera Wang)を売却し、WHPグローバルがIP (知的財産)を買収した。ウォン氏は創業者兼最高クリエイティブ責任者としてブランドに残り、WHPの株主になる。この取引により、特に中国や中東、ラテンアメリカでの事業拡大を目指すという。ウォン氏は1990年に独立経営で同ブランドを創業し、年商7億ドル(約1100億円)規模のライフスタイルブランドへと成長させた。WHPは2019年に設立されたプライベートエクイティ企業で、7つ以上のブランドをグローバルで展開している(ヴォーグビジネス)。 編集/戸田美子
編集部