「県庁」で働く公務員は「市役所」で働く公務員より高収入?
地方公務員の給与の仕組み
公務員の給与は通常、民間の給与水準に合わせて支給されます。ただし「民間」とは、企業規模50人以上、なおかつ事業所規模50人以上の企業が対象となっており、それ以下の中小企業の賃金は含まれていません。 地方公務員の給与は、職種別の給与表を基に算出します。給与表は横軸に「職務の級」、縦に「号給」が配置されており、その組み合わせで給与月額が決まる仕組みです。 なお職務の級は昇格すると上がり、号給は職務経験年数が反映されます。
市役所職員と県庁職員の年収には大きな差はない
市役所と県庁とでは、仕事内容に差があります。市役所の職員は地域住民と接する機会が多いのに対し、県庁の職員は国や市区町村などの自治体と連携しながらよりよい街づくりをすることが主な仕事といえそうです。 仕事内容に違いはあるものの、県と市では、職員の年収に大きな差はありません。とはいえ、給与所得者全体の平均年収と比べ、高水準の給与額となっています。 出典 総務省 令和5年地方公務員給与の実態 Ⅰ一般職関係 四 諸手当 表―14 職種別平均給料月額及び諸手当月額(全地方公共団体)(30ページ) 国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査 調査結果報告 Ⅱ1年を通じて勤務した給与所得者 2平均給与 (第8表)平均給与 (15ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部