【独自】プロ?素人? “壁に穴”高級腕時計を窃盗か ロシア人がなぜ銀座で
壁の穴から伸びる手。高級腕時計を盗んだとして、ロシア人が逮捕される瞬間をカメラが捉えました。 【画像】なぜロシア人がわざわざ銀座で? 驚きの犯行手口
■ロシア人がなぜ銀座で?
先月、銀座のブランド品買取店の防犯カメラの映像です。午前3時頃、異変が起きます。壁に小さな穴が開くと、ノコギリのような刃物が前後に動きます。 次に棒のようなのもので穴が広げられると、なんと人の手が!手袋をはめ、何かをつかもうとしています。 さらに時計が並んでいた別の棚の壁にも穴が開き、腕が出てきて何かをつかんでいく様子が。 高級腕時計14本、被害総額およそ600万円に上る窃盗事件。 男の逮捕の瞬間をカメラが捉えていました。 なぜロシア人がわざわざ銀座で?そして、プロのような手口。男の正体が見えてきました。
■男の正体は?
逮捕されたのはロシア人のコテルニコフ・ロマン容疑者(36)です。 改めて事件当日の男の動きを振り返ります。午前2時半ごろ、男はビルとビルのおよそ80センチの隙間から侵入。 厚さおよそ10センチある店の壁に、外側から大きな穴を2つ開けます。 その穴から手を入れ、高級腕時計を盗んだとみられます。犯行にかかった時間は、およそ2時間。 男は現場から走って逃げ、犯行に使ったとみられる電動のこぎりやバールなどは、バッグに入った状態で現場周辺に残されていたといいます。 男が盗んだ腕時計はこれまでに2本が押収されていますが、残りの12本の行方は分かっていません。警視庁は単独犯とみています。 コテルニコフ容疑者の供述 「観光目的で日本に来た」 警視庁によると、男はロシアで内装関係の仕事に就いていて、その経験を生かして犯行に及んだとみられます。
テレビ朝日