「見たことない日産」「ワーゲンバス一族の最新型」。人気者のベンツ・スプリンターに、2台の対抗バン
ワーゲンバスを祖に持つ「トランスポーター」
とはいっても、やっぱりこのクラスは大きすぎるなあ、というなら、フォルクスワーゲンの7代目「トランスポーター」を待ってはどうだろう。 みんなが大好きな「ワーゲンバス」を祖に持ち、全長が約5mという商用車だ。ライバルにはメルセデス・ベンツの「ヴィトー」(Vクラスの商用車)などがあり、日本には乗用車モデルの「ヴァナゴン」が正規輸入されていたこともある。 その最新モデルが来年には発売されると噂される中、ひとまず先に一部写真が公開された。
7代目トランスポーターは、ディーゼルターボ車とプラグインハイブリッド車、そしてBEVが用意される予定。 またタクシーなどを想定した“乗員輸送用”の「コンビ」や、その高級シャトルバス仕様の「カラベル」、あえて見た目を素っ気なくした「パンアメリカーナ」など、バリエーションも豊富だ。
ワーゲンバスといえば、同社には “電気版ワーゲンバス”ともいえる「ID.Buzz」があり、年内には日本で販売されると噂されている。 ただしID.Buzzは全長約4.7mのミニバンだ。それに対してトランスポーターは2列目以降ががらんどう、つまりキッチンやソファを備えるといったカスタムがしやすい。
しかも、電気より安心して気の向くまま走らせることができるディーゼルやプラグインハイブリッドが選べる。 バンライフの相棒として“ワーゲンバス一族”から選ぶなら、トランスポーターじゃないだろうか。
◇ どちらも魅惑的だし、もちろんスプリンターという選択肢も捨てがたい。どれにしようか、どう改造しようかとワクワクしながらあれこれ妄想するのが、胸躍るバンライフの第一歩なのかも知れない。 籠島康弘=文
OCEANS編集部