【大学トレンド】国公立大で広がる年内入試、筑波大は入学者3割が「特別選抜」
私立・国公立問わず拡大か
「変化する社会では、教育も改革を続ける必要があります。日本の大学が今後どうあるべきか、それを実践していくのが新構想大学である筑波大学の使命です。われわれも入学者選抜方法を模索しながら、さらに先へと進んでいきます」 入試改革は私立大学が先行しましたが、国立大学でも現在は約8割が総合型選抜を実施しています。16年度入試から京都大学が特色入試、東京大学が推薦入試を導入し、後者は21年度入試で最多の92人が合格しました。東京工業大学や富山大学など、理工系学部の総合型選抜や学校推薦型選抜への「女子枠」導入の例もあり、24年度入試では、国公立大学の総合型・学校推薦型選抜による募集人員は過去最高になっています(文部科学省「2024年度国公立大学入学者選抜の概要」から)。私立、国公立を問わず、この流れは今後も拡大していくでしょう。
朝日新聞 Thinkキャンパス