調印式に登場したIWGP女子王者・岩谷麻優(左)とAZM

　新日本プロレス4日の東京ドーム大会でIWGP女子選手権に臨む王者・岩谷麻優（31）と挑戦者・AZM（22）が2日に公開調印式に出席した。 　挑戦者のAZMは「これだけ言えるのは、スターダムで一番レベルの戦いができるのは、この岩谷麻優VSAZMだけじゃないかなと思っております」と豪語した。 　昨年12月の両国国技館では主要タイトルで王座交代が相次ぎ、団体の勢力図も大きく変化した。「新王者、皆さん思い浮かべてください。上谷沙弥、スターライト・キッド、飯田沙耶＆羽南…。ずらっと並んだ時にセンターに岩谷麻優がいるのは違うかなと思います。そこは私が絶対にセンターに立ちます」と主役取りを宣言。 　その上で「最多防衛記録更新中で走り続けている岩谷麻優だけど、いつかは負ける時が来ると思います。その時、どこの知らない人に負けるのは見たくないし、もしその時が来るなら、岩谷麻優を倒すのは、このAZMだけかなと思います。1・4東京ドーム、私の11年間すべてを岩谷麻優にぶつけて私が勝ちます」と宣戦布告した。 　一方の岩谷は、プロレス界最大興行での防衛戦に闘志満々だ。「去年は1・4東京ドームに出られなくて本当に悔しくて、何でこのベルトを作ったんだろう、何で会社は出してくれないんだろうという悔しい気持ちを持ちました。自分に価値なんてないのかなって悲しくなったんですけど、2025年は1・4でこのベルトをかけて試合ができるのは、すごくうれしく思います」と充実の表情。 「本当にAZMちゃんの成長は身をもって感じてるし、見守ってきていたし、その相手と1・4で戦えるのはうれしいと思ってるし。でも、アイコンの座を奪うとか、私が勝つとか、そう簡単には言ってもらいたくはないですよ。勝ったからってアイコンの座を奪えるわけではないし、まだまだ自分は高い壁でいなきゃいけないので。まだAZMちゃんに負けることはないので、全てを受け止めた上で岩谷麻優の強さを見せつけます」と迎撃に自信をのぞかせていた。