「セサミンEX」など健康食品事業を展開…サントリーウエルネス株式会社・山村大「“健康食品の枠をどう超えるのか”がテーマだと思います」
◆サントリーウエルネスが注力する「DXの挑戦」
健康食品事業を主として展開している会社ではあるものの、「僕ら自身が“健康食品事業だけでいいのか”という考えがあるので、例えば“デジタルをどうするのか?”“プロダクトをどう作るのか?”っていうことも含めて“健康食品の枠をどう超えるのか”というのが(弊社の)テーマだと思います」と山村さん。 そんななか、サントリーウエルネスが取り組んでいることの1つとして「DX(デジタルトランスフォーメーション)の挑戦」を挙げ、「『モノ+サービス』の2軸での運営に取り組んでいます。みなさんの健康、あるいは生活スタイルに、僕たちが伴走者としてどれだけ歩いていけるのか。つまり、自分が健康で生きていくための活動全体のことを支援するプロダクトとサービスを一緒に作って、お客さまに提供するという考え方ですね」と話します。 まさに、その考え方を体現していると言っても過言ではないのが、9月6日(水)より提供開始となった「サントリーウエルネスクラブ」です。こちらは、お客さまのウエルネスを支えるために生まれた会員向けサービスで、なかでもユニークなのが“ポイント機能”です。商品を購入した際にポイントが貯まるのはもちろん、無料の健康行動アプリ「Comado(コマド)」を利用すると、例えば、朝起きて水を飲む、サプリメントを飲む、ゆっくり湯船に浸かる、歩くなどの“健康行動”をするだけでポイントが貯まります。 山村さんは「僕たちがお客さまの背中を押せる存在でいることが大事なので、そういうことを意識して、購買ポイントだけでなく、健康アクションポイントのようなものを作ったことが、考え方として1つユニークだったかなと思います」と胸を張ります。 実際にアプリ「Comado」を使用した笹川は、「(アプリのなかには)ポイントが付与されるタイミングしか絶対に開かないものもありますが、『Comado』は、朝起きたとき、お店に行ったときなど、一日中開く(用途がある)構造になっていて、それがすごく包括的すぎて、とても新しいものだなと思いました」と感服します。 これに山村さんは「例えば、退職された方が70代、80代に入ったとき、暗いニュースを観て、それに一喜一憂して外にも出ずに1日が終わるのは良くないなと。また、いろいろな検索エンジンを使って検索できるようになったけど、(自分で)情報を取りに行けない方にとっては、逆に不便な世の中なのかもしれない。だからこそ、僕たちが良質な情報やさまざまなコンテンツを、お客さま一人ひとりに寄り沿った形で届けることで、ちょっとだけでも1日の元気が変わる、明るさが変わるようなものを提供したい。そういうコンセプトで作りました」と力説していました。 (TOKYO FM「DIGITAL VORN Future Pix」2023年12月16日(土)放送より)