新組織「在日米宇宙軍」が発足 中ロ朝への対処力強化が狙い
米軍の新組織「在日米宇宙軍」が4日、発足した。初代司令官に就任したライアン・ラートン大佐は米軍横田基地(東京)で開かれた式典で「日米同盟の安全保障の将来を形づくる」と抱負を語った。宇宙領域の軍事利用を活発化させる中国やロシア、核・ミサイル開発を進める北朝鮮などを念頭に、宇宙での警戒監視や対処力の強化を図る狙いがある。 式典ではスティーブン・ジョスト在日米軍司令官もあいさつし「国際秩序を損なうことを目的とする国々が、宇宙での活動を増強している。重要性は明らかだ」と強調した。 在日米軍や防衛省によると、インド太平洋宇宙軍の直轄組織として発足する。