「ブリーチ」しすぎで触ると髪がちぎれます。このダメージどうにもならない!?
金髪にピンク、ベージュにグリーン。流行のハイトーンヘアは可愛くてオシャレだけど、髪にかなりヘビーなダメージを与えてしまうのも事実。ブリーチしまくって、髪がギシギシを通り越して、もはやちぎれてます! なんて人もいるのでは? 今回は髪のスペシャリストに、対策を教えてもらいましょう。 ブリーチのしすぎた【ダメージ髪】…また髪を染めたいときはどうする? ViVi世代が気になる悩みを解決する手段をリサーチし、信頼できる専門家からアドバイスをもらおうという企画「こっそり相談。ViVi保健室」。
今回の相談
Q.ここ2年くらい、髪色は常にハイトーン。金髪だけでなく、ピンクを入れたり、グリーンにしたりと楽しんでいたら、ある日触るだけで髪がちぎれるように! 違う色にしたくても、美容師さんから「この状態だとカラーすると溶けちゃうよ」と……。もう、髪を染めるのはやめた方がいいのかな。 ◆答えてくれる先生はこの人! 毛髪診断士・美香さん 女毛髪診断士、ビューティプロデューサー。雑誌等、メディアへの出演のほか、講演やヘアケア製品のプロデュースを多数手がける「髪のプロ」。自身も美しい黒髪の超ロングヘアの持ち主であり、昨年発売されたヘアケアについての著書「美髪力!」(双葉社)も大ヒット中。美のプロも通う表参道の人気ヘアサロン「AMATA」のオーナーでもある。 http://www.pro-feel.net/
A:残念ながらダメージ部分の完全修復は不可能
流行中のハイトーンなど明るいトーンのカラーヘアって素敵ですが、髪にとってはかなりのダメージ。日本人の多くは黒髪ベースのため、金髪はもちろん、ピンクやグリーンの髪色にする場合には、ブリーチ(脱色)が必要となる場合はほとんど。髪から色素を抜くために薬剤(過酸化水素)を使うことで、髪の表面を覆うキューティクルが損傷し、手触りもゴワっと悪くなります。 さらに、ブリーチを繰り返し行うと、毛髪内に損傷が起き、より傷みやすくなってしまうのです。そうなると、内部のタンパク質が流失して毛髪が切れたり、溶けてしまいます。残念ながら、一度こうなった毛髪は切らない限り、二度と元には戻らないのです。