【ヴィクトリーナ姫路】無敗・デンソーを破る、SVリーグ4位キープ
■連勝「5」でストップ
<SVリーグ女子> ●ヴィクトリーナ姫路 1-3 デンソー(11/9) ○ヴィクトリーナ姫路 3-2 デンソー(11/10) ------------ 女子バレーボール・大同生命SVリーグ4位のヴィクトリーナ姫路(5勝1敗)は11月9・10日、首位のデンソーエアリービーズ(8勝0敗)と福島県須賀川市で対戦した。 9日の試合。 ヴィクトリーナ姫路は第1セットを17-25で落としたが、第2セットは、冒頭から宮部藍梨(パリ五輪代表)のサーブでデンソーを崩し、一気に9-0とリード。 そのまま押し切って25-17でセットを奪い返した。 しかし第3セットを奪われ、後がなくなった第4セット、伊藤麻緒のブロックや、途中出場した松本愛希穂のスパイクなどで13-16と競り合ったが、ここからスパイクミスや相手のブロックなどで連続6失点し、挽回できずに敗れた(16-25)。 ヴィクトリーナ姫路は開幕戦以来の黒星。 デンソーのロザマリア(東京・パリ五輪 ブラジル代表)とアマンダ(コロンビア代表)に計43得点を奪われた。
■チーム一丸で
10日の試合。 前日と同じく、ヴィクトリーナ姫路はセットカウント1-2で第4セットを迎えたが、この日は17-19からチャッチュオン・モクシー(タイ代表)がスパイクやブロックを連続で決めて逆転し、2-2のタイに持ち込んだ。 最終第5セットは、レフトからチャッチュオンと井上愛里沙(パリ五輪代表)、ライトから田中咲希がスパイクを決め、14-12でマッチポイントを握った。 粘るデンソーにデュースに持ち込まれたが、15-15からチャッチュオンのスパイクと相手のスパイクミスで勝ち切った。 デンソーは今シーズン初の黒星。 試合後、井上は「きのうから修正してチーム一丸でつかみ取った1勝だと思う」と語った。
■上位対戦が続く
首位デンソーと1勝1敗で星を分け、6勝2敗のヴィクトリーナ姫路はSVリーグ4位をキープしている。 次の相手は2位・大阪マーヴェラス(旧称:JT)。 パリ五輪代表・林琴奈を擁する強敵にどう挑むか。 宮部の妹・愛芽世(あめぜ)との“姉妹対決”も楽しみだ。 大阪マーヴェラス戦は加古川総合体育館で行われ、16日(土)は13時5分から、17日(日)は14時5分から試合が開始される。 (浮田信明)