観光庁、オーバーツーリズム防止の先駆モデルに新たに6地域を選定、山梨・富士山や秩父市・三峰神社のエリアなど
観光庁は、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ」の二次公募について、「先駆モデル地域型」6地域と「一般型」31件を選定した。 2023年10月に観光立国推進閣僚会議で決定された。オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けて、住民を含めた地域の関係者による協議の場の設置、協議に基づく計画策定や取り組みに対して包括的な支援を実施する。 地方公共団体が中心となり、住民を含めた地域の関係者による協議に基づく計画の策定や地域の実情に応じた対策を実施する「先駆モデル地域」には、山形県尾花沢市銀山温泉エリアの「『GINZAN is an Art Museum』持続可能な観光地づくり事業」、埼玉県秩父市の「三峰駐車場混雑予測と効率の良い回遊をレコメンドする情報発信」、山梨県大月市の「富士山観光に係るオーバーツーリズムの未然防止・分散・抑制」、岐阜県高山市の「の持続可能な地域の実現に向けた観光課題対策事業」、香川県小豆郡小豆島町および土庄町の「観光により持続できる島、小豆島」、沖縄県那覇市首里杜地区の「首里城正殿復元を契機とした魅力的なまちづくり」が選ばれた。 なお、一次公募では、「先駆モデル地域型」として北海道倶知安町、神奈川県箱根町、京都市など20地域、「一般型」では51件が選定されている。観光庁では、三次公募を7月19日から8月8日までの期間実施する。
トラベルボイス編集部