ウクライナ侵攻に「北朝鮮」が本格参戦 最強の特殊部隊「暴風軍団」が投入も…ロシア軍からの“食糧も与えられない”冷遇が発覚
ウクライナは朝鮮語で「死ぬな」と呼びかけ
「それがとうとう兵士を“輸出”することになりました。ロシア軍はウクライナで自軍の人的損害を無視した突撃作戦を繰り返していますが、同じことを暴風軍団の兵士にも命令するのかは要注目です。ただし、暴風軍団に相当の被害が出たとしても、ひょっとすると北朝鮮は兵士の派遣を続ける可能性があります。というのは北朝鮮が参戦を決めた理由は、見返りとしてロシアのロケットや核開発の技術供与を求めている可能性が高いからです。もしロシアが要請に応じ、北朝鮮の核ミサイル技術が飛躍的な進歩を遂げた場合、極東の軍事バランスが大きく崩れることは間違いありません」(同・軍事ジャーナリスト) ウクライナは10月23日、北朝鮮の兵士に向けて朝鮮語で投降を呼びかける動画を公開した。共同通信が24日に配信した「ウクライナ、北朝鮮兵に呼びかけ 朝鮮語の動画で『死なないで』」との記事によると、「外国の地で意味もなく死んではいけない」というメッセージを強調した内容だという。 他にも満足な食糧すら与えられていない暴風軍団の兵士がいて、もしその動画を目にする機会があったなら、彼の胸中にはどのような想いが去来するのだろうか? 第2回【北朝鮮のロシア派兵に専門家は「病人同士が手を組んだ」と指摘…懸念すべきは北朝鮮の“核ミサイル技術”が飛躍的発展という悪夢】では、ロシアと北朝鮮が密接な軍事同盟を構築することで、北朝鮮の核ミサイル技術が飛躍的向上。日本全土を高い精度で核攻撃するという“悪夢”の可能性を、安全保障の専門家に分析してもらう──。 デイリー新潮編集部
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