パリ五輪中にコカイン購入容疑で逮捕された豪ホッケー選手、12か月の出場停止処分「あらゆるレベルの試合、競技会、イベントに出場することができない」
パリ五輪期間中にコカインの購入と所持で地元警察に逮捕されたオーストラリアのフィールドホッケー選手、トーマス・クレイグが12か月の出場停止処分を受けた。仏通信社『AFP』が9月11日に報じた。 【画像】パリ五輪・女子ブレイキンに出場しユニホームが話題に!オーストラリア代表選手、レイガンを特集! オーストラリア・ホッケー協会は、「クレイグ選手は出場停止期間の半分を過ごす必要があり、残りの6か月は、義務的なトレーニングと教育プログラム、善行活動の要件を満たすことを条件に執行猶予となる」と声明を発表した。 また、「出場停止処分は9月9日から執行され、あらゆるレベルの試合、競技会、イベントに出場することができない」「29歳のクレイグ選手は24年末に発表される予定の2025年男子代表チームに選ばれる資格がある」とも付け加えている。 クレイグは五輪期間中の8月6日深夜、パリ市9区ドゥエー通りでコカイン約1グラムを購入・所持したとして当局に逮捕された。勾留されていたクレイグは厳重注意を受け、罰金もなく無罪放免となった。 「とんでもない過ちを犯した。皆さんに恥をかかせてしまい、本当に申し訳ない。私の行動は私自身のものであり、家族やチームメイト、友人、五輪チームは一切関係がない」 釈放後にこう反省の弁を口にしたが、クレイグはオーストラリア選手団から追放。オーストラリア選手団の団長アナ・メアレスは、「彼の行動は許容できず、五輪選手の特権をはく奪した。すでに選手村を退去している」と説明していた。 構成●THE DIGEST編集部
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