島根県が国庫補助金の申請事務でミス 約45万円分の国の補助金を受け取れず謝罪
島根県は、2024年度の国庫補助金の会計処理でミスがあり、44万円あまりを国から受け取れなかったととして、10日に記者会見を開き謝罪しました。 島根県によると、受け取れなくなったのは、健康福祉部に関連する2024年度分の国庫補助金で、担当する薬事衛生課の職員が適切な事務処理をしなかったため44万5000円を県の会計に収入できなかったということです。 この補助金は、感染症法に基づき県と医療措置協定を締結する医療機関や薬局などの新たな感染症への対応力を強化するため、施設整備などにかかる費用の一部を国が助成するもので、2024年度から導入されました。 補助を受けるには、該当する事業者から必要事項を記入した「事業計画書」を受け取り、県がまとめて国に提出する仕組みです。 今回43件の申請がありましたが、1つの事業者から提出された2件の事業計画書が漏れていたということです。 2024年7月に国から補助金交付決定の内示を受け、各事業者に通達しましたが、その際に、申請していた事業者から「内示がない」との問い合わせがあり、ミスが発覚しました。 県は「事務処理について複数の職員による確認ができていなかった」のが原因だとしています。該当する事業者には、国から助成されなかった分を県が負担するとしています。 県は会見で、補助事業者や県民に謝罪するとともに今後同様のミスが起きないよう再発防止の徹底に努めたいとコメントしました。
山陰中央テレビ