【蒲郡ボート(ナイター)クイーンズクライマックス】ボーダーラインは郷土勢2人の間で決着/18位滝川真由子、19位津田裕絵
<29日・蒲郡ボート・4日目> 【ボート王国九州・山口!】 日高逸子が3日目のFで脱落し、2人だけになったシリーズ戦の郷土勢は、ボーダーラインを挟んで明暗が真っ二つ。勝負の世界の厳しさが表れた。 【ボートレース2025年度のグレードレース日程表】
この日のレースは「1Mはハンドルをちょっと切り直して勢いがなかったし、BSで出た位置が悪かった」。次位争いまでは浮上したが、2Mで展開がなく6着。反省がまず口をついたが、幸運にもVへのチャンスはつながり、気持ちを再注入した。 「6枠の秘策? ピット離れで出るような調整や、伸びをつける調整をするタイプでもないので…」。だとすればどうする? 「まくり差せるよう、自分のハンドルを頑張ってみます」 かつて、レディースチャンピオン制覇の時にも繰り出した得意技。大胆に突き抜けてみせる。 「暗」は津田裕絵(38)=山口・100期=で、滝川と同じ得点率5.17ながら予選は1着ゼロだったため、1勝の滝川に及ばず次点。それでも「残念でした」と冷静に結果を受け止め、昼間の3Rで出番を終えたのに、トライアルが始まる直前まで試運転を繰り返す精力的な仕事ぶりを見せた。 5日目前半には、4日目に敗れた枠番である1号艇に再び組まれた。すぐに雪辱を果たし、少しでもいい形で年越しへと向かう。