元大関貴景勝の湊川親方ら本場所で初の職務 西の花道で警備担当「一生懸命務めたい」
<大相撲九州場所>◇初日◇10日◇福岡国際センター 先場所限りで引退した湊川(元大関貴景勝)、振分(元関脇妙義龍)、岩友(元関脇碧山)の3親方が、本場所で初の職務にあたった。 3人はいずれも西の花道で警備を担当。十両は岩友、幕内前半は振分、同後半は湊川の各親方が、周辺に目を光らせながら、取組もチェックしていた。 引退後に約15キロも減量したという岩友親方は、支給されるジャンパーが当初予定の6Lから5Lにサイズダウン。「5Lは12~13年ぶり」と笑いつつ「取組とは違う緊張があった」と表情を引き締めた。振分親方は「分からないことばかりだから、まずは仕事を覚えないと」と意欲的に話した。2人は場所後の引退だったため、黒紋付き姿で審判部などの各部署をあいさつ回りもした。先場所中に、あいさつ回りも済ませていた湊川親方は「一生懸命務めたい」との言葉通り、警備中に1度も座らず土俵内外に目を光らせていた。