【速報】検察側が上告「判決に不服」 養子への傷害致死など問われ2審・大阪高裁で男性は『逆転無罪』
養子(当時2)の頭に暴行を加え、死亡させたなどの罪に問われ、大阪高裁で逆転無罪を勝ち取った男性について、検察側が、判決を不服として上告しました。判決後、男性らは検察に上告断念を求めていました。 【画像を見る】日々に密着 2歳児死亡『虐待親』と呼ばれて...約5年半の身体拘束 一貫して無罪主張 今西貴大さん(35)は7年前、養子の希愛ちゃん(当時2)の頭に暴行を加え死亡させたなどの罪に問われていましたが、一貫して無実を主張。 1審(大阪地裁)は懲役12年の判決。2審(大阪高裁)は一転、無罪を言い渡しました。
■「1審判決は論理の飛躍がある」逆転無罪判決
大阪高裁は「1審判決は(検察側証人の)医師の証言の信用性や証明力の限度について十分な検討を尽くしたとは言えない」と指摘。 希愛ちゃんの頭部の表面に外傷がなかった点なども重視し、「1審判決は論理の飛躍がある」などとして、逆転無罪判決を言い渡しました。 判決後、今西貴大さんは「判決の主文は無罪でしたが、僕は無実です」「独房で過ごした5年半、挫けずに闘い続けて良かったと実感しています」と話していました。 今月、弁護団らは、大阪高検に提出するため、検察に上告の断念を求める署名活動を行っていましたが、きょうは上告の期限日、検察側が判決を不服として上告したことがわかりました。