地方に住んでおり、車をよく使います。「走行税」の導入が検討されていると聞きましたが、どれくらいの負担になるのでしょうか?
走行税が導入された場合の影響
仮に走行税が導入された場合、どのような影響が仕事や家庭に出るか不安を感じている人は少なくないでしょう。現時点で具体的な案がないため、明確なことはいえません。 しかし仮に、米国オレゴン州のように一定の走行距離に応じて徴収する場合、走れば走るほど負担が大きくなります。今回のケースのように地方在住で、仕事に行くのにも買い物に行くのにも車に乗るという場合、走行距離は必然と長くなり、走行税の負担も大きくなると考えられます。 福島県議会議長は、衆参議員議長や内閣総理大臣などに宛てた意見書の中で、「大都市に比べ極端に公共交通手段が限定されている地方生活者にとって、税制の見直しによる負担増は地方の社会経済活動を後退させ、人口減少に拍車を掛ける恐れがある」と訴えています。
走行税の導入は地方在住者の大きな負担になるおそれがある
走行税は検討段階にあり、現時点では導入されていませんが、今後税制に関する議論が進む中で導入へ向けて加速する可能性はあります。 仮に全ての車を対象に一律に導入された場合、車を生活の足としている人にとって大きな負担になるかもしれません。 出典 福島県 自動車に関する税制の在り方の適切な検討を求める意見書 内閣府 税制調査会2022年度 税制調査会(第20回総会)議事録( 9ページ) 一般社団法人日本自動車会議所 燃料税収、21年度は過去20年で最少 先細り確実で課税懸念も 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部