2024年の大谷でも…トップ10にさえ入らず 超えられぬ化け物、まだ遠い衝撃の「73」
歴代のMVPを格付け…2024年は2021年、2023年よりも低順位に
2024年のMVPが発表され、ドジャースの大谷翔平投手が2年連続となる受賞を果たした。今季は前人未踏の「54本塁打-59盗塁」を記録し、歴史的なシーズンを送ったが、「歴代MVPランキング」では、今季の大谷は27位にランク付けされた。 【動画】193センチの大谷翔平が「小さく見える」 松井秀喜の“教え子”と並ぶシーン MLB公式サイトのウィル・リーチ記者は、昨年に続いてMVP発表のタイミングで1931年以降の189人のMVPを格付け。判断基準には、WAR、歴史的重要性、その年のリーグの質などが考慮されている。1位には昨年と変わらず73本塁打、177四球を記録した2001年のバリー・ボンズが選ばれた。「73本塁打だけ十分でしょう。そうじゃない?」と、シーズン最多73本塁打が評価された。 2位は1968年のボブ・ギブソン(カージナルス)で、22勝9敗、ライブボール時代以降で最も低い防御率1.12、WHIP0.85、ERA+258、13完封の成績が考慮されている。 大谷は3度MVPに輝いており、1番高順位なのが初受賞となった2021年の15位。現代の野球において二刀流として46本塁打、9勝の成績を残し球界を驚かせた。同記者は「オオタニのシーズンを文中(ランキング)に当てはめることは不可能のように感じた。なぜなら、前例のないことを成し遂げているからだ」と指摘している。 44本塁打、10勝を記録した2023年は20位。「2回目のMVPを1回目よりも少し後にランクインさせたのは、(シーズン)最後の月でプレーしなかったからだ」と説明されている。 今季が27位となったことについては「3度目のMVPシーズンは、打者として彼が最高のシーズンだったと取り上げられたかもしれない。1回、2回目と比べてランキングが下なのは、投手としてプレーしていないからだ。しかし、ワールドシリーズを制覇した」と指摘されている。
Full-Count編集部