JAL貨物便、成田-大連増便 天津は減便=冬ダイヤ計画
日本航空(JAL/JL、9201)は9月17日、貨物専用機の冬ダイヤ(10月27日から25年3月29日)の運航計画を発表した。6路線のうち成田-天津線を減便し、成田-大連線を増便する。 【写真】ポリッシュド・スキンを採用していたJALの747-400F 夏ダイヤ(10月26日まで)の成田-天津線は週5往復で、冬ダイヤは同4往復に減便する。週1往復の成田-大連線は同2往復に増便となる。 残りの4路線は夏ダイヤと変更なし。成田-上海(浦東)線は週2往復、成田-香港線は週1往復運航する。成田と中部を起点とし、台北(桃園)、ソウル(仁川)、上海へ向かう貨物専用便も継続。いずれも三角運航で、2パターンを週5便ずつ運航する。 1つ目の台北行きは成田を出発し、台北からは中部へ戻る。中部発はソウル行きで、ソウルからは成田へ戻る。2つ目は成田から中部を経由し上海へ向かい、上海からは成田へ直行する。 機材はボーイング767-300BCF貨物機で運航する。JALは自社で運航していた中型旅客機767-300ERを、貨物専用機(フレイター)の767-300BCFへ改修。今年2月19日に貨物専用便を開設し、経営破綻した2010年10月以来13年4カ月ぶりに自社貨物便を復活させた。最大搭載重量は48トンで、このうち客室だった「メインデッキ」の上部貨物室が32トン、改修前からある床下の下部貨物室が16トンで、東アジアで旺盛なeコマース需要を取り込む。
Yusuke KOHASE