業績好調の関電、「原発7基フル稼働」に潜む「二重の落とし穴」
関西電力HPより
関西電力の業績が絶好調だ。会社が公表した業績予想によると、2024年3月期の純利益は3050億円と過去最高益を更新する見通しである。その水準は、従来の最高益だった2006年3月期(1610億円)の1.89倍に達している。 だが、この好調を手放しで評価するのは難しい。関電の危うい絶好調ぶりを検証してみよう。 4年半ぶりの株高下で開催され、森望社長が冒頭で「ご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます」と頭を下げたにもかかわらず、関電が6月28日に開いた株主総会では株主たちが経営責任を問い続けた。
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町田徹