横浜DeNA牧秀悟選手 メジャー挑戦「少しずつ興味」 2025年シーズンの目標「ホームラン30本、120打点以上」「リーグ優勝」
横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手が、キャプテン就任1年目で26年ぶりの日本一に導いた2024年シーズンを振り返った。チームをまとめる難しさに直面しながらも、言動や行動に気を配り、リーダーシップを発揮。大舞台での勝負強さの秘訣は、日頃からの準備にあると語った。4年連続20本塁打を記録し、来季は30本以上を目指すという。また、メジャー挑戦については、「少しずつ興味が湧いてきた」と意欲を示した。さらに、父親になった心境の変化や、日本代表としての活躍、2025年シーズンの目標についても語った。 【写真】日本シリーズ第5戦でホームランを放つ 牧秀悟選手
■「感情を全部さらけ出した」
牧選手は、日本一を決めた瞬間を鮮明に覚えているという。「最後あの瞬間、森原康平投手が三振をとった瞬間は、今でも忘れないくらい覚えています」と語った。 その時の気持ちについては、「爆発したというか、感情を全部さらけ出したという感じです」と表現した。
■「緊張よりフワフワした感じ」
初めての日本シリーズについて、牧選手は「初めてだったので、シーズンとクライマックスシリーズと、また違う雰囲気があって、緊張よりフワフワした感じだった」と振り返った。 観客の雰囲気については、「熱狂的というか、シーズンと違う熱のこもった応援、ヒットを打った時の歓声だったり、アウトをとった時の歓声は、どえらかったです」と感想を述べた。
■「なんとかランナーを返そう」
日本シリーズ第5戦でのホームランについて、牧選手は「もう無我夢中で打っていたので、スリーランという形になって、ビジター球場ではあったんですが、ファンの方の熱量というのはすごかったので、ホームみたいな盛り上がりがした印象があります」と語った。 打席に立つ際の心境については、「何とかしたい気持ちが一番で、この時は甘い玉1球で仕留めることができたので、とにかくなんとかランナーを返そうということだけを思いながら打席に立ちました」と説明した。
■「言葉を選んで」
キャプテンとしての1年を振り返り、牧選手は「大学ではキャプテンをやりましたが、それとまたプロの世界のキャプテンは違い、上の方もいれば下のメンバーもいて、まとめるのはなかなか難しかったので、本当に自分も分からないまま1年間やったかなって感じです」と苦労を語った。 特に意識したこととして、「プロの世界ですし、ある程度皆さん勝利に向かって準備はするので、そういうところでの行動だったり、一番は言動というか、みんなの前で話すときに、今までよりも言葉を選んでというのはすごく意識した1年間だったなと思います」と述べた。