“守備をしない英雄” C・ロナウドは、「ゴール」ですべてを解決するのか【現地発】
まるで優勝を祝うかのように等身大パネルを揉みくちゃに
C・ロナウド(右)の復帰は13年ぶりだ。スールシャール監督(左)は守備をしない英雄を取り込む戦術的なソリューションを見出せるか。(C)Getty Images
C・ロナウドが古巣ユナイテッドに復帰した。13年ぶりの英雄の帰還にクラブを取り巻く誰もが興奮を隠さないが、36歳のベテランはチームに何をもたらすことができるのか。「ゴール」ですべてを解決できるのか、注目だ。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2021年9月16日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― その時、クリスチアーノ・ロナウドは当の現場から1600キロ以上離れたリスボンにいた。ポルトガル代表に合流するためだ。だから、その時のその光景は目にしていない。歓喜に満ちたその光景を、だ。 ウォルバーハンプトン・ワンダラーズの本拠地モリノー。アウェーゲームに乗り込んだマンチェスター・ユナイテッドのサポーターが歓喜して掲げていたのは、ロナウドの等身大のパネルだった。まるでタイトルを祝福するかのようにパネル
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