点差が突きつける残酷な現実…“大学先輩後輩対決”にも完敗した上田西監督「自分の責任。経験が足りなかった」
[1.4 選手権準々決勝 流通経済大柏高 8-0 上田西高 フクアリ] 力の差があったと言われればそれまでだが、点差が伝える現実は残酷だった。ベスト4に進出した7年前に迫る快進撃をみせていた上田西高(長野)だが、流通経済大柏高(千葉)に0-8で大敗を喫し、準々決勝敗退が決まった。 【写真】「イケメン揃い」「遺伝子を感じる」長友佑都の妻・平愛梨さんが家族写真を公開 白尾秀人監督は「立ち上がりのところでもう少し頑張れたかなというところで失点してしまった。選手交代ももう少し考えればよかった。自分の責任。自分も選手も、まだまだ経験が足りなかった」と素直に現実を受け止めた。 監督同士は国士舘大の先輩後輩対決にもなっていた。白尾監督は前日のミーティングから「負けられない」という思いをイレブンにも伝えていたという。ただ2学年上の先輩、榎本雅大監督が率いる「巨大なチーム」に跳ね返される結果に、「先輩には勝てなかった。素直に認めます」とここでも白旗を上げた。 しかし全国ベスト8という結果に自信を持ってほしいとも話す。「この夢の舞台で3年生を中心に全員がそれぞれやれたから、この結果が生まれた。この結果に対して胸を張って、上田に帰ろうという話をしました」。 そして次こそ、「巨大チーム」と互角にやり合えるチームを作り上げる。この大敗を意味のあるものにするためにも、白尾監督は「常連校のやり方だったり、立ち振る舞いの一つひとつを目指してやっていきたい」と決意を新たにしていた。