A=アーノルドの低調はレアル・マドリーが影響?現地解説陣「オファーは侮辱的だ」
リヴァプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルドについて、イギリス『スカイスポーツ』の解説陣が持論を展開した。 アーノルド問題”再び:ベストポジションは右SB?中盤? 5日に行われたプレミアリーグ第20節で、マンチェスター・ユナイテッドと対戦したリヴァプール。この試合で先発したアレクサンダー=アーノルドだが、攻撃時には鋭いパスでチャンスを作っていたものの、守備時には対峙したディオゴ・ダロトらに苦戦。失点シーンにも絡むなど、86分にベンチへと下がった。なお、試合は2-2のドローに終わっている。 試合後にはそのパフォーマンスに対して現地でも厳しい声が相次いだアレクサンダー=アーノルド。リヴァプールとの現行契約が今季で満了、レアル・マドリーへの移籍も噂される中で、『スカイスポーツ』の解説陣が持論を展開している。 リヴァプールOBジェイミー・キャラガー氏は「本当にダメだったと思う」と切り出し、「これ以上彼にとって悪い展開はないとも思う。これまで何度も見せてくれたような、右SBから試合を支配してくれると期待していた。プレーメーカーだからね。スペースもありそうだった。だが、守備も悪く、ボールも前に出せなかった」と指摘。さらに、移籍の噂がパフォーマンスに影響したと主張した。 「噂が影響したかどうかを知っているのは彼だけだ。だが、レアル・マドリーがオファーした後の最初の試合で非常に悪いパフォーマンスだったという事実は、影響があったことは間違いないと言えるはずだ」 またギャリー・ネヴィル氏も、「彼にとってレアル・マドリーからのオファーはタイミングが悪かった。私は何が起こるかはわからないし、レアル・マドリーに行くのかリヴァプールに行くのかは知らない。だが地元出身の選手だし、ビッグマッチ前にあれだけの騒ぎがあれば簡単ではないだろう」と分析。さらに、以下のように続けている。 「正直に言って、レアル・マドリーのオファーは侮辱的だったと思う。彼らは時にそういった態度を取るんだ。欲しいものを何でも手に入れられると思っているからね。リヴァプールは権威あるクラブだ。1月にアレクサンダー=アーノルドをたった2000万ポンドで売るなんてありえない。少しからかっているんだろう。今週はそれが彼を動揺させたんだと思う」 そのうえで、「トレントはレアル・マドリーで冒険したい若者のように見える。世界の様々な場所でプレーしたいんだろう」と本人が移籍を希望していると指摘した。