“笑劇”の幕切れでブブリクに勝利のシェルトンが2回戦へ「自分のプレーは日々進化している感じている」 [ATPモントリオール/テニス]
“笑劇”の幕切れでブブリクに勝利のシェルトンが2回戦へ「自分のプレーは日々進化している感じている」 [ATPモントリオール/テニス]
ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・ケベック州モントリオール/8月6~12日/賞金総額812万2428ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第11シードのベン・シェルトン(アメリカ)がアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を7-6(4) 6-2で退け大会をスタートした。 ~ナショナルバンク・オープンで初戦を突破した第11シードのシェルトン選手~ 4-5からブレークバックに成功したシェルトンはもつれ込んだタイブレークを制して第1セットを先取し、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間29分で勝利を決めた。 マッチポイントでドロップショットを追いかけたブブリクが前方に放り投げたラケットにボールが当たって絶妙なドロップショットとなってシェルトンも取ることができなかったが、当然ポイントにはならず試合が終了するとお互いに笑顔でネット際で抱擁を交わした。 「僕のテニスの安定性は毎週よくなっていると思う。どんどん快適になってきているし、以前は苦労していた相手でもやりやすくなってきている。自分のプレーは日々進化している感じている」とシェルトンは試合後のオンコートインタビューで語った。 「確かに将来なりたいような選手にはなっていないけど、多くの点で正しい方向に進んでいるし自分の個性を見つけつつあると思う」 シェルトンは次のラウンドで、トマーシュ・マハーチュ(チェコ)を6-3 6-4で破って勝ち上がったアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)と対戦する。 この日プレーしたシェルトン以外のシード勢は第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第10シードのトミー・ポール(アメリカ)、第12シードのユーゴ・アンベール(フランス)が2回戦に駒を進めたが、第14シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)はフラビオ・コボッリ(イタリア)に3-6 2-6で敗れた。 そのほかの試合ではセバスチャン・コルダ(アメリカ)、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、マッテオ・アルナルディ(イタリア)に加え、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)、アルトゥール・リンデルネック(フランス)、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)、タナシ・コキナキス(オーストラリア)、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)の予選勝者5人とラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)が初戦を突破した。
テニスマガジン編集部