夏の涼をさがしに郡上八幡と岐阜市川原町へ。清流と緑を満喫する11スポットを巡る
コロカルニュース
雄大な自然に囲まれた岐阜県は、日本三大清流で知られる長良川が流れる自然豊かなまちです。今回は、郡上おどりや水のまちとして知られる郡上市や町家が軒を連ねる川原町へ夏の涼さがしの旅に出かけます。 【写真で見る】8万個の玉石を敷き詰めた散策路〈やなか水のこみち〉は必訪の撮影スポット。 ■長良川鉄道にのんびりゆられて郡上八幡へ 名古屋駅から在来線を乗り継いで美濃太田駅へ。そこから長良川鉄道に乗りかえ、一両編成のローカル電車に揺られながら、目的地の郡上八幡駅までのんびり向かいます。 車窓から一望できる長良川は透明度が高く、鉄橋から眺めても、岩が透けて見えるほどです。 長良川鉄道は、観光列車の「ながら」を金曜、土曜、休日など年間150日ほど運行しています。同車両は、数々の列車を手がけた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインしたユニークな列車。車内では、岐阜県の食材を知り尽くした地元シェフによる料理が味わえます。 旅情感あふれる鉄道の旅を楽しみながら、1時間20分ほどで郡上八幡駅に到着。木造のレトロな駅舎に郡上おどりのちょうちんがぶら下がっていました。 information 長良川鉄道 Web: 長良川鉄道 ■奥美濃の絶景を一望できるスポット〈郡上八幡城〉 〈郡上八幡城〉は、戦国時代末期の永禄2(1559)年、遠藤盛数によって砦が築かれたのがはじまり。 現在の城郭一帯の石垣すべてが県の史跡に指定され、天守閣は市の有形文化財に指定されています。 郡上八幡城は、戦災消失前の大垣城を参考に、昭和8(1933)年に建てられており、現存する木造再建城としては日本最古の城といわれています。 天守閣から爽やかな風を感じながら城下町や奥美濃の山々が一望でき、春は桜、夏は青モミジ、秋は紅葉、冬は雪化粧と四季折々の美しい景色が楽しめます。 information 郡上八幡城 住所:岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659 TEL:0575-67-1819 営業時間:9:00~17:00(6~8月は8:00~18:00、11~2月は9:00~16:30) Web: 郡上八幡城 ■名水を使用した蕎麦が味わえる〈そばの平甚〉 〈そばの平甚〉は、郡上の名水と国産そば粉を使用した打ちたての蕎麦が味わえる老舗蕎麦店。 蕎麦はもちもちとした歯ごたえのある食感にこだわり、カツオやサバ節、昆布、椎茸などの香りたつ蕎麦つゆの旨みを堪能できます。 同店の人気メニュー「飛騨牛自然薯ランチ」は、ざるそばのほかに、飛騨牛丼と郡上産自然薯がついていて、粘りけの強い自然薯を蕎麦つゆ、または牛丼に入れるなど、好みの食べかたで楽しめます。 information そばの平甚 住所:岐阜県郡上市八幡町本町870 TEL:0575-65-2004 営業時間:11:00~16:00頃、土日祝~17:00頃 定休日:年始のみ Web:そばの平甚 ■水のまち郡上八幡のシンボル「宗祇水」 室町時代の古今伝授の古事を伝える湧水「宗祇水」は、水のまち郡上八幡のシンボルです。こんこんと湧き出る泉は、夏は冷たく、冬はあたたかいことから、周辺住民の「生活の水」として使用されていました。 住民の生活の水として守られてきており、全国名水百選の一番手として環境省の指定を受けているほか、市史跡文化財、県の史跡文化財にも指定されています。川沿いの民家には吉田川に続く階段があり、水とともに暮らすまちだということがわかります。 information 宗祇水 住所:岐阜県郡上市八幡町本町 Web: 宗祇水