「撃墜」報道受けロシア便の休止相次ぐ 「空の安全」懸念が現実に
ウクライナ侵攻を進めるロシアで「空の安全」への懸念が現実のものになってきた。ロイター通信などが、カザフスタンで墜落したロシア行きのアゼルバイジャン航空機が、ロシアの地対空ミサイル誤射で撃墜されたとの見方を報道。複数の航空会社が相次いでロシア便を運休する事態になっている。 【写真】モスクワに「最大級ドローン攻撃」 ウクライナ越境攻撃で31人死亡 ロシアのインタファクス通信によると、アゼルバイジャン航空は28日から、ロシア南部を中心に10路線が運休となる。アゼルバイジャン運輸当局が、事故の暫定的な調査が終わるまでの措置だという。モスクワなどへの運航は続ける。 カザフスタンのカザク・エアも28日から1カ月間、ロシア中部のエカテリンブルクへの便を休止。「ロシア便のリスク評価の結果を受け、乗客乗員の安全確保のための措置」としている。イスラエルのエルアル航空も1週間、モスクワ便を休止すると発表。フライドバイ航空も一部で同様の対応をしている。
朝日新聞社