米名俳優キャシー・ベイツ(76歳)6年かけて45キロ減量!成功の鍵は
先日俳優活動からの引退を示唆したことでも話題になっている米名俳優キャシー・ベイツ(76歳)。一方、過去6年間という長い期間をかけて45キロの減量に成功していたことも明らかになった。体も心も健康になった彼女のダイエット方法とは? 〈写真〉6年かけて45キロ減量したキャシー・ベイツ ■6年かけて「マインドフルダイエット」にじっくり取り組んだ キャシー・ベイツ(76歳)がダイエットに取り組むことを決意したのは、糖尿病リスクやリンパ浮腫といった健康問題がきっかけだった。キャシーの家族には糖尿病のリスクがあり、自身もがん治療後にリンパ浮腫を患うことで日常生活が困難になった。そこで彼女は、「健康のために減量が必要だ」と考えたが、急激に体重を落とすのではなく、「無理をせず、少しずつ体重を減らしていく」という方針を選んだ。彼女が実践したのは、最新のダイエットトレンドではなく、もっと根本的な方法である「マインドフルダイエット」だ。キャシーはインタビューで、「急がず、自分の体の声に耳を傾けることが何より大切だった」と語っている。彼女は短期間での劇的な変化を求めるのではなく、6年間という長いスパンで少しずつ体重を落とし、結果として45キロの減量に成功した。「時間をかけることで、心と体に無理なく適応できた」と彼女は振り返る。 ■食べ物と向き合い、自分の体のサインに気づく キャシー・ベイツが取り入れた「マインドフルダイエット」の最大の特徴は、「食べることへの意識を高める」という点にある。多くの人は、食事をしながらスマホを見たり、テレビを観たりして、無意識に食べ過ぎてしまうことがある。しかし、「マインドフルダイエット」では、食べることそのものに集中し、五感を使って一口一口をしっかり味わう。 彼女自身も、食べ物との向き合い方を変えたことで、無理なく満腹感を感じるようになったと言う。彼女は「ため息が出た瞬間が、体が満足しているサインだと気づいたの。マインドフルに食べることで、体が自然に示すサインに気づけるようになったわ」と明かした。これに気づいてから、彼女は無理に食べ続けることをやめ、体のサインに耳を傾けることを心がけた。 さらに、マインドフルダイエットのもうひとつのポイントは「制限をしないこと」。多くのダイエット法では、カロリー制限や特定の食品を避けることが求められるが、キャシーは「制限すると逆にストレスが溜まり、続けるのが難しくなる」と指摘する。彼女は、自分が本当に食べたいものを食べながらも、食事に対する意識を高めることで、自然と食べ過ぎを防いでいった。 ■体も心も軽くなり、自分の体に感謝できるように… キャシー・ベイツが6年間かけて達成した45キロの減量は、単なる減量にとどまらなかった。彼女の言葉からは、ダイエットが人生全体にどれほど大きな影響を与えたかが伝わってくる。「体が軽くなることで、心も軽くなった」と彼女は語る。減量を通じて、彼女は日々の生活が以前よりもずっと楽になり、活動的になった。また、体調の改善により、彼女の健康状態も大きく向上した。 リンパ浮腫の症状が軽減され、糖尿病リスクも大幅に低下した。彼女は「今では、自分の体に対して感謝できるようになった」と語る。「ダイエットは体重管理のためのものではなく、心と体のバランスを取り戻すプロセス」だということに気づいたという。さらに、キャシーは減量を通じて"自己肯定感”も高まったと述べている。「私は自分自身に対してもっと優しくなれた。無理をしないことが、こんなに大切だったなんて気づかなかったわ」と彼女は語る。体の変化が心にも大きな影響を与え、彼女の人生そのものがより豊かになったのだ。 出典: Kathy Bates says mindful eating helped her lose 45 kgs: Is it good for weight loss? Kathy Bates, 76, Opens Up 100-Pound Weight Loss Titanic Star Kathy Bates Shares How Mindful Eating Helped Her Lose 45 Kgs In Six Years 文/山口華恵
山口華恵