台湾で甲子園球場100周年祝うイベント『鉄人』『超人』両阪神 OB を熱烈歓迎!
阪神OBが監督に…交流のルーツは「甲子園」
実は、地元チームの「中信兄弟」の監督はこちらも阪神OBの平野恵一さんです。それが縁となって始球式のイベントが実現しました。 平野さんは金本さんが監督時代、阪神でコーチを務めていた間柄です。 「師匠でもある金本さんを呼べたのはうれしい」(平野さん)と語り、金本さんからは「本当にうれしい。本当にがんばって ほしい」とエールを送られていました。 「甲子園100周年記念イベント」を台湾で開催するに至る背景には、さらに長い歴史があります。 2003年から13年まで阪神でプレイした台湾出身の林威助(リンウェイツゥ)選手は、台湾の「中信兄弟」で監督も務め、就任した年に優勝。その翌年には現在の平野監督をコーチに招いて2連覇を果たしています。 さらに、台湾ではかつて、日本による統治時代に地元の球児たちが「甲子園大会」に台湾代表として出場していたことがありました。中でも1931年に決勝戦まで進出した嘉義農林学校のエピソードは、2014年に台湾で「KANO 1931海の向こうの甲子園」として映画化され、ヒットしました。いまでも兵庫県の甲子園は、日本観光に訪れる台湾の人たちにとって人気のスポットになってます。 イベントの2日間は、阪神をイメージしたTシャツなどのグッズも販売され、「デザインがかわいい」と台湾の若い世代にも好評でした。 日本ではアメリカのメジャーリーグの人気が高まっていますが、野球を愛する人々から海を越えて、日本のプロ野球へも熱い視線が送られています。
テレビ朝日