ロス五輪の新競技、スカッシュ メダル期待の逸材・渡邉聡美 12歳から単身で海外修行
■格上相手に勝利 五輪で目指すは…
その成長ぶりを大きく感じたというのが今年3月。世界ランキング4位の強敵相手にドロップショット!さらにどんどん攻めていきます。中でも際立っていたショットが“ためた”ショット。実は、このショットこそが渡邉選手最大の武器だということです。 渡邉選手 「どれぐらい“ためる”かっていうのが結構キーで。いかにこの時間で目いっぱいためて、相手がもう動き出したいって思わせれるかが大事ですね」 通常は、ラケットを大きく引いて打つことが多いスカッシュ。相手は打つ方向を予想して動きます。一方、渡邉選手の言うためるショットとは、ラケットを引かず打つ方向をギリギリまで見せないことで相手は惑わされています。手首のひねりだけで、逆サイドへ。世界屈指という手首の強さがこのショットを可能にしていました。 格上相手に見事勝利した渡邉選手。現在、世界ランキングは11位となりました。 松岡さん 「ロス五輪、目指すところは?」 渡邉選手 「スカッシュのおかげで広げてもらった可能性がいっぱいあるので、日本人でも世界を目指せるんだよっていうのを示していけたらいいなと思う。金メダルを取りたいです」
■松岡修造さんもエール「ビー・聡美でチャレンジ!」
松岡さん 「『Don’t be japanese』っていうのは、僕はジュニアの選手によく言っています。日本人らしい謙虚さは、世界で戦ううえで邪魔になったりする時があるんですよ。大事な時で遠慮しちゃったり、自分を出せなかったり。一方で、『Be japanese』っていうのは日本の美徳とか礼儀正しさじゃないですか。彼女は両方兼ね備えていることが素晴らしいなと感じましたね」 大越健介キャスター 「考えてみたら、12歳で行っちゃうわけでしょう。もう、それで日本人の枠を越えてる。けども、和の心を持ってと」 松岡さん 「素晴らしいですね。ロスへ向け、ビー・聡美でチャレンジだ!」 (「報道ステーション」2024年11月25日放送分より)
テレビ朝日